漢方で春の鬱を乗り越える方法
2025/04/01
春の訪れは新しい生命の息吹を感じさせる一方で、季節の変わり目には心のバランスを崩すこともあります。特に春に多く見られる「春の鬱」は、昼夜の寒暖差や日照時間の変化に自律神経が対応できず、やる気や気分が低下することが一因とされています。そんな春の鬱に悩むあなたにお勧めしたいのが、漢方医学の知恵を活かした改善法です。漢方医学では、身体と心のバランスを重視し、個々の体質や状態に応じたアプローチを提案します。この記事では、春の鬱を和らげるための漢方の考え方や具体的な方法、そしておすすめの漢方薬について解説していきます。これを機に、心と身体を整え、穏やかな春を迎えましょう。
目次
春の鬱の影響とは?心のバランスを崩す季節の兆し
春の時期、暖かくなってくると、多くの人が活力を感じる一方で、「何となくダルイ」「やる気が起きない」「気分が沈む」などの心の不調に悩む人も少なくありません。特に気温の変化(昼夜の寒暖差)や日照時間の増加は自律神経の働きに影響し、心のバランスを崩す大きな要因と言われています。これが「春の鬱」と呼ばれる状態で、当店でも多くの方が(症状の強弱はありますが)悩んでいるようです。このような春の鬱を改善するためには、個々人の体質や状態を把握し、その人に合ったアプローチが必要です。漢方薬も多くの種類がありますが、その人にピッタリのものが見つかれば、驚くほどの改善を見せることもしばしばです。
体と心のつながり:漢方が教える春の鬱のメカニズム
春の鬱は、季節の変化に上手く対応できず、体と心のバランスが崩れることが原因です。漢方医学の考え方では、こうした状態を「気」の流れや「血」の循環の不調、もしくは「血」自体の量の不足状態にあるとしています。 春の鬱を改善するために、まずは「脾(ひ)」を整えることが改善の近道です。脾が弱まると「氣」や「血」を作り出すための栄養分(漢方医学では「水穀の精微」といいます)を体に十分に摂り込むことが出来なくなってしまいます。これが原因で、「氣」や「血」の不足が起こり、「氣」の不足が原因で「血」の巡り自体も悪くなってしまいます。
このような場合によく使う漢方は、「白朮」、「茯苓」、「人参」を配合した「胃薬的な効き目」を持ったものや、「当帰」、「芍薬」を配合した「血液を補充する効き目」を持ったものなどです。これらの漢方には多くの種類があり、その人によって処方が変わってきます。店頭では実際にお尋ねくださいね。
腸内細菌の状態が心の状態に影響する!?
漢方の話題とは離れますが・・・近年、急速に研究がすすんでいるのが「メンタルと腸内細菌の関係」です。『腸脳相関』という言葉は聞いたことがありませんか?ー腸と脳はお互いに密接に影響しあっていて、腸の状態が変化すれば脳も変化するし、逆に脳の状態が変化すれば腸も変わるーという考え方です。
2016年に国立・精神医療研究センターの相澤恵美子氏らの研究グループが、うつ病の人の腸内には健常な人に比べてビフィズス菌や乳酸菌などの腸内細菌が少ない傾向があると報告しています。
この分野は、まだ明らかになっていない部分も多いですが、昔の人が「腹の虫の居所が悪い」といった表現を使っていたのは、的を得ているなと感じます。
それからも一つ、『肝』のストレスをとりましょう!
漢方の考え方では、春は「肝」の季節と言われています。漢方医学では、「肝」という臓器は自律神経やホルモンバランスと密接に関係していると考えられています。確かに、肝臓に負担をかけている人(多量の飲酒、加工品の多食、医薬品の多剤服用など)は、メンタルが安定しにくい人が多いように感じます。肝を健やかに保つ漢方薬としては、「柴胡」や「黄芩」を使用したものが有効です。同時に、「血」を生成する力のある漢方薬を併用すると、さらに効果的です。
また、十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけることも、心身の健康維持に不可欠です。 この春、漢方の力で心を軽くし、穏やかな日々を過ごしましょう。
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