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エネルギーを補う漢方で腎を元気に!

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エネルギーを補う漢方で腎を元気に!

エネルギーを補う漢方で腎を元気に!

2024/08/13

現代の生活では、ストレスや不規則な生活習慣が影響し、「五臓六腑」の働きが低下しています。五臓六腑の中で、特に『腎』は私たちの生命力やエネルギーを支える重要な臓器とされており、その機能を維持することが非常に大切です。現在医療において主流にある「西洋医学」では、『腎』の力を高めることは非常に難しい問題です。「腎臓に負担をかけないようにする」ことは出来ても、「腎臓の力を高める」ことは西洋医療においては出来ません。

そこで注目されるのが漢方の力です。古来より伝わる漢方医学は、自然の恵みを活かし、体全体のバランスを整えることを目的としています。この記事では、エネルギーを補い、腎を元気にするための漢方の知恵とその活用法について探っていきます。腎の機能をサポートすることで、私たちの生活の質が向上することを目指しましょう。

目次

    腎の機能を高める『補腎』という考え方

    漢方医学では、「腎」を単なる「腎臓」とは見なさず、内分泌系、生殖器系、免疫系などを含めた「生命の源」と考え、生命エネルギーの元である精を貯蔵し、体全体のバランスを保つ重要な臓器とされています。腎の働きが低下すると、疲労感や免疫力の低下、さらには女性の場合には生理不順や更年期の不調など様々な問題が生じることがあります。 

    人間の一生は、この「腎」の盛衰と深くかかわっています。気力・体力・性的能力は30歳前後をピークに徐々に衰えていきます。加齢とともに訪れる「腎の衰え」は人間であるからにはどうしようもありません。しかし、その衰えが「急激」なのか「ゆっくり」なのかは自分の心がけ次第でコントロール可能です。漢方では腎を強化する・助けることを「補腎(ほじん)」と言います。普段の生活において「補腎」を心がければ、年を取っても若々しくバイタリティーに溢れた人生を送ることができます。

    腎が衰えることによる体への影響

    漢方の古典「黄帝内経」には、「腎は骨を主り、髄を生じ、脳へ通じ、その華は髪にある」と書いてあります。これは、腎は成長・発育に必要な骨や骨髄をコントロールし、脳を発達させ、腎の盛衰は髪に現れるという意味です。腎がしっかりしていると、体も逞しく成長し、骨も強くなり、頭もしっかりして判断力も強くなります。髪も黒々としてツヤとコシが出るようになります。逆に腎が衰えると、体は弱々しくなり、骨ももろくなり、記憶力や認知力が低下し、髪も白髪でパサパサ、ツヤもなく切れやすくなります。

    その他、腎が衰えると下の図のような症状が出るようになります。もし、2~3個でも当てはまれば、補腎を始める時期かもしれません。

    補腎に最高の漢方『鹿茸』

    補腎の代表的漢方が「鹿茸」です。李時珍という生薬学者が著した『本草綱目』という薬物書の中で鹿茸は「精を生じ、髄を補い、血を養い、陽を益し、筋を強くし、骨を健やかにし、一切の虚損(きょそん)、耳聾(じろう)、目暗(もくあん)、眩暈(げんうん)、虚痢(きょり)を治す」と記されています。これは「生命力を増し、骨髄や血液の元になり、元気をつけ、筋肉を強くし、骨を堅く丈夫にし、体力の消耗によるあらゆる病、難聴、目のくらみ、めまい、下痢や腸の疾病を治す」という意味です。まさに「補腎」にうってつけの漢方ですね!鹿茸こそ、両親から授かった持って生まれた「生命力」をフルに発揮し、人生にバイタリティーをもたらす元になります。

    とにかく体が強くなる『鹿茸』の働き

    鹿茸の働きは、以下の表のようになります。体の基礎を強くするのが分かりますね!

    普段の生活習慣で「腎」を強化しましょう!

    「腎」は、体の健康を支える重要な臓器です。普段の生活習慣を「腎を強化する」ものにしておくことは、充実した人生を送る鍵とも言えます。まず、食事から意識してみましょう。漢方では一般的に「黒い食品が腎のエネルギーを補充する」と考えられています。黒豆、小豆、黒米、黒ゴマ、キクラゲなどの他、昆布、ヒジキ、ワカメなどの海藻類も重要ですね。その他、豆類ならささげ、種実類なら栗、野菜なら枝豆、キャベツ、ゴボウ、ブロッコリー、果実類ならプルーンやブドウ、ブルーベリーなど、魚介類ならウナギ、ウニ、エビ、ししゃも、スズキ、ナマコ、肉類なら鶏肉、豚肉、クジラの肉、あとは卵(本当は烏骨鶏の卵)も腎を補うとされています。これらの食材は、比較的手に入りやすいので、普段の食生活に上手く取り入れて腎を強化してください。

    食材も重要なのですが、それよりも重要なことは「食べ過ぎない」ということです。飽食は腎を弱らせ血液を汚します。できれば、一食を抜く「プチ断食」なども定期的に実践してください。

    次に、睡眠の質を向上させることも大切です。腎は夜間に活発に働くため、十分な休息が必要です。夜の10時から夜中の2時までは「ゴールデンタイム」と言われ、この時間帯に睡眠を取ると腎を強化することができると言われています。睡眠環境を整え、リラックスできる時間を確保することが腎を守るポイントとなります。

    また、ストレス管理も見逃せません。ストレスは腎機能を低下させる要因となるため、趣味や運動を通じて精神的な疲れをリセットしましょう。 さらに、姿勢や体の冷えにも注意が必要です。腰骨を立てた正しい姿勢を保つことで内臓への負担を軽減し、体を温かく保つことで腎の働きをサポートします。健康な腎は、あなたの活力の源。補腎をしっかりと取り入れて、より充実した毎日を過ごしましょう。

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